介護施設を起業したりそして現在は母の介護中
我が家の家業は医療関係なのですが、
いろいろないきさつから、
有料老人ホームを開業することになって
施設を開業し
それから15年近くがたちました。
そして現在は在宅で母の介護中という梅吉です!
そんな経歴と経験の中から
介護や起業また介護スタッフのあれやこれやを
書けたらなとおもっています。
1 介護関連施設の開業
15年ほど前に有料老人ホームを開業しましたその頃は
まだ有料老人ホームといえばすごく高額で
ケアマネですら
住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームの違いを
知らない人が多かった状態です。
梅吉が最初に開所した当初は在宅住宅型有料老人ホームでした。
その頃はまだ有料老人ホームは
医療関係の法人が設立することは許可されておらず
株式会社設立による開業となりました。
でもその後は法律も変わり医療関係の法人も
開業することはできるようになりましたが
その頃の認可の関係で
現在でも有料老人ホームは株式会社経営によるところが
多いのではないでしょうか?
開業するにあたり資金もほとんどなく
かなり色々苦戦しましたが
開業を決めてたら開所に至るまでには
3年の月日が流れていました。
人生の中で何回か起業すると言うを経験しましたが
自分自身の熱い思いはもちろんのこと
いろいろな方との出会いそして
周りの家族、友人、知人に助けられ、
支えられたと思います。
2 軌道に乗るまで
ブログのタイトルにもなっていますが
基本梅吉は主婦なのですが
この定員50名の有料老人ホームを開所してから
10年間はこのホームの施設長としてかかわってきました。
特に最初の3年間は朝から晩まで施設の中で
ほぼ休みなく過ごしていたように思います。
希望としては開業するまでにせめて
2割のお部屋の契約が決まっていれば良かったのですが
実際は御一人という状況でのスタートとなりました。
スタッフの方が完全に多いという状況です。
2か月目には3名となり、
半年でやっと半分のご入居が決まった時は
まだまだ軌道には乗っていませんが
それでもとても嬉しかったです。
でも初期のかなり厳しい状況があったので
自分なりの思いがつまったホーム運営ができ
その後の運営においても
いろいろ乗り越えてこれたのではないかと本当におもいます。
その時はただただ苦しくて
水の中でもがいているような日々でしたが
つきなみですが、やはりその時期の思い出は
私自身の宝物かもしれませんね。
少し子育てにも、似ていると
おもいます。
子育てを終えたおばさまが
子育て中の若い主婦に
「今が花、楽しんでね~」とよく言うよというアレです。
入居率が年間を通じ95%平均になるまでには
3年近くかかりました
3 母を介護してみて
主婦である梅吉が
有料老人ホームを開業し施設長を務める
それを支えてくれる環境としては
比較的恵まれていた方だとは思います
それでも7年目を超えたあたりから
家族や子供たちに変化が訪れ
今のペースで生活を続けていくことが難しくなってきました
「ピンチはチャンス」ってよく言われるので
ここで思い切ってスタッフに施設長を任せて
自分は少し違う角度から関わっていこうと決めて
1年近くをかけて準備を進めました。
そんな風にしてからホームがそしてスタッフのみんなが
さらに成長したとおもいます。
現在、我が家では母が介護が必要な状態となり
在宅で介護そして仕事と家事を両立させていますが
自分の家族が初めて介護状態になり
入居者の皆さんのご家族様の気持ちがさらに
分かるようになり
仕事において日々の生活においても
柔軟な考え方ができるようになったなと
ちょっとだけ自分で思っています。
在宅介護ですが
施設介護の充実とともに
国は在宅での介護にも力を入れています。
ですがまだまだ発展途上だなと
これからだなという感じです。
施設の中での介護においては
いろいろ課題はあるものの
それなりに
設備やノウハウも充実してきたように思いますが
医療、訪問介護、訪問看護
そして家族、地域の関わり全てを使いながら
在宅で介護する在宅介護は
まだまだこれから洗練されてくる余地をかなり残した
介護分野です。
ひとりひとり価値観が違うように
どんなふうに老いを過ごしたいかというのも
ケースバイケースで一つとして同じものはないですが
様々な価値観に伴う老後をすごせるよう
老いを安心して受け入れられる
社会になれば良いなと願います。