主婦梅吉の日常

介護施設を起業、運営し時にはフリマや旅行を楽しむブログ

介護士がはじめて務めるならどんなタイプの事業所がおすすめ

介護業界はいつでも人材不足で

確かに求人数も多いのですが、

ならば誰でも、どんな施設や事業所でも

働けるのかといえば、

あたりまえですが

そんなことはあり得ません。

 

施設や事業所が望む人材でなければ

当然働くことはできないのです。

 

 

f:id:ume20180912:20190213233918j:plain

今回は福祉系の学校を卒業した

あるいは、初任者研修を受け初めて働く

あるいは、資格はないが初めて介護業界で働く

など初めての介護業界どんなタイプの施設や事業所が良いか

梅吉なりに考察してみたいと思います。

 

 

 

 

 

1 どんな施設や事業所があるか

 

 

介護士が就職あるいは初めて介護業界への転職も含め働く場合

実際にどんな種類の施設と事業所があるか

主なものを並べてみると

 

訪問介護事業所

デイサービス

小規模多機能型居宅介護

特別養護老人ホーム(特養)

介護老人保健施設(老健)

介護医療院(2018年4月より始まった医療ケアを受けながら療養できる施設)

介護療養型医療施設(新設は無く2024年に廃止される予定)

認知症高齢者グループホーム

介護付き有料老人ホーム

在宅型有料老人ホーム

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

ケアハウス

 

だいたいこの中のどこかに

就職することがほとんどだとおもいます。

 

それぞれの職場でいろいろ違いはありますが、

基本はもちろん高齢者の方のお世話をするというのは

同じなのですが、対象となる高齢者の方の介護度や

自宅なのか通いなのか施設なのかで

介護職に求められる介護技術もやはり異なります。

 

 

上2つは夜勤がなくそれ以外は

ほとんどの施設で夜勤がある

つまり24時間体制で高齢者のお世話を

させて頂くということですね。

 

もちろん正職員だったりパートの違いで

夜勤をすべてのスタッフがするというわけではありませんが

施設としては24時間体制の施設です。

 

なので夜勤が諸事情で不可能な場合は

訪問介護、デイサービスを

選択することになるかと思います。

 

またあるいは施設であっても

パートであったり派遣登録からの紹介である場合は

日中だけ勤務を選択することはもちろん可能です。

 

正職の場合はやはりよほどの理由がないかぎり

夜勤をしないとういうことはないとおもいます。

 

たとえば正職でありながら

特例で夜勤が免除されたとしても

他のスタッフとの関係が難しかったり

夜勤手当がないのでその分給与があまりにも

低くなりすぎたりするので

あまりおすすはできません。

 

介護度に関しては一概にはいえませんが

デイサービスなどは比較的軽い方が多く利用されおり

特養などは介護度3以上の方のみが入居されています。

 

なので必然求められる介護スキルは違います。

 

デイサービスでは予防体操や入浴介助の比重が

多いですが介護度が高い方が多い施設では

もちろんそれらも必要ですが

それに加えてさらに細かな介護が必要となってきます。

 

 

2 お給料から考える

 

 

上記で紹介した施設ですが

お給料の面で考えるとやはりデイサービス等の

お給与は施設系のお給料よりは低いと感じます。

 

しかしこればかりは、どの業界でも同じで

給与や待遇には各事業所や施設で

差がどうしてもあります。

 

それに

地域による給与格差もかなりありますよね。

 

なので就活の時にしかっり

確認するしかないのですが

基本給だけではなく、夜勤手当なども

しっかり確認してくださいね。

 

一見高いようにみえても夜勤手当が

極端に安かったり、

(実際に私の周りで知る限りでも

3000円から15000円とかなり差があります)

 

あるいは賞与の有無や

国から介護職に支給されている

処遇改善手当の金額などです。

処遇改善手当も正職なら給与にたいてい

プラスされていますが、

パートなどのは場合は時給に含まれている場合や

全くない場合も施設によってはあります。

 

本当に会社や施設、事業所によって

差があるのでしっかり確認して

納得できるところを選んで欲しいなとおもいます。

でも極端にお給与が高いところは

ブッラクな職場だったりすることもあるので

要注意です!

 

もちろん給与が全てではありませんが

やはり利用者様や入居様にとって良い施設は

スッタッフへの給与や待遇面でも

努力しているところが多いようにおもいます。

 

極端に安いところの事業所はやはり

スタッフのレベルも低いことも多く

特に最初に就職するにはスッタフ教育も

不充分なことがあるので注意して下さい。

素直にわからないことは確認して

納得してから入社してくださいね。

 

 

3 今後のキャリアを考える

医療系や福祉系の学校を卒業しての

新卒入社の場合はある程度学校からの情報や

先輩たちから実際の職場の様子を確認することができますので就職してからのことが

イメージしやすいと思いますが

 

今後の自分がスッテプアップしていくためには

どんな職場がいいかしっかり

見極めてもらいたいなと思います。

 

介護度の高い方の介護が

しっかりできるようになるためには

やはり施設系で「特養」や「介護付き有料老人ホーム」は

おすすだとおもいます。

 

特に「介護付き有料老人ホーム」だと

介護技術プラス入居者様への接遇なども

かなり教育するところが多いですから

今後どのタイプ施設に勤めても

困ることが本当に少ないのでおすすめです。

 

 

また初任者研修(旧 ヘルパー2級)をとっての

はじめての介護業界への就職の時などは

介護福祉士を取得するのか?

さらにケアマネはとるのか?など

しっかり今後の自分したい方向を

おおまかにわかる範囲でいいので

是非考えてみてください。

 

どちらにしても

はじめにしっかりとした介護技術が

身についいていると

たとえ今後どのタイプの施設にいっても

案外大丈夫です。

 

逆に訪問介護やデイサービスから

施設系に変更した時は

最初は戸惑うかもしれません。

 

さらに管理職を今後目指す予定ならば

介護福祉士の資格は必要になることがほとんどですので

持っていないならとる方向で準備を進めてくださいね。

 

お給与の面からみてもほとんどの場合

資格手当がつきますので、あった方が

良いとおもいます。

 

しかし資格の有無にかかわらず

 

介護技術のレベルアップ

そして自分の性格や特性を把握して

そこで自分の市場価格を高めること

今やどの業界でも必需となっていますし

介護業界でもそれは同じことが言えるので

 

今後例えば組織に入るのではなく

介護のマッチングアプリなどで

自分で仕事をみつけたり、創造したり

介護保険の範疇におさまらない

(例えば高齢者の旅行への付き添いなど)

介護を提供していくにしても

自分の得意分野、セールスポイントを

しっかり身に着ける戦略は

介護という仕事をさらにクリエイティブに

そしてさらに興味深く奥の深い仕事へと

進化させることになるとおもいます。

 

 

4 まとめ

 

 

f:id:ume20180912:20190214014535j:plain

 

 

●介護福祉士の資格がまだなら是非とる準備を計画的にすすめる

●介護度の高い高齢者への介護ができれば今後どのタイプの

 職場でも通用することが多い

●介護付き有料老人ホームなら介護力プラス接遇面も学べる

 ことが多い

●給与や休日、残業などしっかり確認して、納得できるところに

 就職する。

●転職サイトなども利用して選択肢をひろげて

 自分の条件に合うところを探す。

●自分の市場価値を高められる職場に勤め

 自分のキャリアを積み上げていくイメージを持つ

 

 

介護業界は人不足、低賃金などといわれますが

暗いイメージだけでなく実際は

とてもやりがいもあり奥の深い職業ですし

 

これからの時代働き方が変わって

社会全体の変化にともない

それは必ず、介護業界にも波及していくのは

避けることができません。

自分の仕事をそして働き方を

自分自身でデザインしてみて下さいね。