主婦梅吉の日常

介護施設を起業、運営し時にはフリマや旅行を楽しむブログ

介護士の転職はどんな感じ?

介護人材の不足が指摘されてからも

なかなか改善への糸口がつかめない状況ですが

2019年は外国人労働者の受け入れ枠拡大

2019年10月から始まる新しい処遇改善加算など

いろいろ変化する中で

介護士の転職は今後どんな感じなんでしょうか?

 

 

 

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転職はマイナスになるのか?

 

かつて日本は終身雇用が普通という時代もありましたが

今や初めて務めた会社で定年まで勤めるなんてのは

公務員など以外ではほとんどないような気がしますよね。

 

特に医療、福祉業界は

転職はほぼ当たり前になっていると思います。

 

現状では、

各施設での給与や待遇にかなり差がありますから

今、働いている施設がブラックだったり

あまりにも労働条件が悪いなら転職は

もちろんプラスだと思います。

 

いくらやりがいがあって、仕事自体はは楽しくても

将来のビジョンが描けないような職場は

問題があるようにおもうからです。

 

それにあまりにも人間関係が悪く

自分自身が追い詰められるようなら

転職というのも選択肢にもちろん入りますよね。

 

我慢できなかったら、簡単にやめて

転職すればいいとは決して思っていませんが

施設にまだまだ差がある業界なので

転職してキャリアもお給与もアップするなら

考えてみる価値はあるとおもいます。

 

そして運営施設側も介護士さんに

ここで働きたいと選んでもらえるような

施設を目指す努力は

本当にますます必要不可欠となっています。

 

たとえ施設側の努力がすぐには

結果につながらなかったとしても

その姿勢や努力は案外スタッフに

伝わるものだとおもいますし、

逆もまた真なりです。

 

 

転職するタイミング

 

転職するタイミングですが

思いたったら吉日なんて言葉もありますが

やはりその事業所のスタッフの一人として

せっかく頑張ってきたのですから

できれば気持ちよく退職できるタイミングで

やめたいですよね。

 

それぞれの事業所で決まっている規則通りに

(1か月前とか2か月前とか)

退職したい旨を、担当者や管理者に伝えましょう

そしてその中で色々と話し合い

双方納得して気持ちよく退職できると本当にベストです。

広いようで案外狭い世界ですので

それが相手の事業所のためだけでなく自分のためにもなると思います

 

あと資格などを取ったタイミングや

自分の生活パターンが変化した時に

転職するという方も多いですね(例えば結婚とか出産とか)

自分の人生プランとしっかり照らし合わせて

退職もしくは転職できるといいなと思います。

 

 

働き方とキャリア形成

 

福祉業界の中での働き方はいろいろあります

まず正職なのかパートタイムなのか

夜勤はするのかしないのかなどいろいろです。

もちろん自分に合った働き方で働くのが

一番だとは 思いますので

そのためにはどんなタイプの事業所があるのか

以前に書いた記事もあるので

良かったら参考にしてみてください。

 

www.ume0912happy.com

 

 

昨今の介護人材の不足に対して

厚生労働省は介護人材の構成を

現状の「饅頭型」から「富士山型」へと転換するという

パラダイムシフト掲げ数々の政策を打ち出しています

 

「饅頭形」というのは専門性が不明確で役割が混在していて

将来展望やキャリアパスが見えづらいという難点がありました

 

一方「富士山形」というのは

多様な人材を確保して視野を広げつつ

研修やまた資格などにより、

キャリアパスで専門性を高め

将来設計を描きやすくして介護現場への定着を図ろうというものです

 

 

 例えばある施設では人材募集にあたって採用情報で

給与モデルとして

 ● 27歳5年目ユニットリーダー年収およそ400万

 ● 38歳16年目介護主任は年収およそ500万と掲げ

 

その立場に至るまでにの

必要な研修や資格を明確に提示している例もあります。

 

このように人材確保は「育成」と「定着」であると

前向きに取り組む施設もあれば、

まだまだそこまで手が回っていない施設も数多くありますね。

 

 

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お給料も良くキャリアアップについても

真剣に取り組んでくれているような

みんなが働きたいと思うような施設であればあるほど

いくら人材難と言われていても

就職するにあたってはやはりきちんとした面接が行われています

 

例えばその面接の中で

履歴書があまりにも事業所を転々と変え転職していたならば、

人事担当者は疑問に思い質問してくるでしょうし

明確な理由があれば良いのですが

なんとなく合わないとか施設が良くなかったとかという理由ならば、

採用する側にとってはやはり不安に思い

不採用になることもあると思います

 

でも介護士側にしてみれば

いろいろな施設で自分の向き不向きを試してみたい

とも思いますよね。

 

そんな時に派遣という働き方は

ある意味色々な施設が見れる一つの働き方かもしれません

 

派遣と一言に言っても

色々なタイプがあるので一概には言えませんが

半年とか3ヶ月とか期間を区切ったタイプで探し

色々な事業所で働いてみると

自分の向き不向きがわかるかもしれません

そしてその中で自分に適した働き方が分かったら

転職すればいいですよね。

 

また今の世の中いろいろな働き方があるので

自分の状態を考えて

そのまま派遣でという方法もあるでしょうし

 

もちろん選択肢はいろいろあります。

 

 

 

履歴書自体は転々とした色々勤めた事業所であっても

「派遣社員」という枠組みの中で

仕事をきちんとこなしたという風にみなされますので

次に自分が長く勤めたい施設が見つかった時にも

やはり面接の担当者に説明しやすいですよいね。

 

またその他「転職サイト」も数多くあります。

いろいろな施設を実際まわり

実際担当者とも話しをしているでしょうから

情報も豊富だと思うのでそこに登録するのも

もちろんいいと思います。

 

 

介護士のやりがい

 

 

介護士というとついついお給料が安い辛いと

マイナスのイメージが先行しがちですが

実際はどうなのでしょうか?

確かにそういう一面もありますが

その反面にとてもやりがいのある仕事です 。

お世話をさせていただいた利用者様から

「ありがとう」と言われるのはやはり嬉しいですし

やりがいにもつながります。

 

お給与の問題などで他の仕事に変わられた介護士さんも

やっぱりこの仕事が好きと言って

戻って来られることも実際案外多いです。

 

 

お給料に関しても事業所によってはかなり差はありますが

2019年10月から始まる新しい処遇改善では

 現行の介護職員処遇改善加算に加え

勤続10年以上の介護福祉士につき8万円相当の処遇改善を算定

 

そして新しい処遇改善加算の算定にあたっては

加算分を処遇改善にどのように使っているかを

ホームページなどに掲載して「見える」化することを

求める方針が示されているそうです。

 

ということですから事業所間の処遇の違いが

外部からも分かるなるようになっていくようなので、

職場を選ぶ判断基準がふえるのはいいですね。

 

 

まとめ

 

介護職の転職はマイナスにはならない。

 

お給与や研修制度などキャリアアップのための

体制があるところも増えてきている。

 

どの種類の介護事業所が良いかまだ分からないときは

派遣社員などで期間でいろいろ試してみるのも良い

 

お給与も処遇改善費などでさらに増える傾向で

施設ごとにその処遇改善費の使い方の

見える化もすすんでいく予定

 

大変なこともあるが

それ以上にやりがいのあるお仕事である